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2015年2月21日に行われたインターナショナルオープンデータデーは、国内62か所、世界の220か所で行われましたが、皆さんいかがでしたでしょうか。私たちオープンガバメントラボのチームは、東京、横浜、さがみ、子育ての4か所に参加しました。

 

なかでも、「さがみオープンデータデー2015」をレポートします。

さがみオープンデータデー2015

 

100名近くが参加したアイデアソンですが、注目のポイントは広域の自治体が協力して開催していることです。また、Code for ○○等の市民団体が中核になって開催するイベントは多いですが、地域の自治体による「さがみオープンデータ推進研究会」が主体で行っているのも珍しいパターンではないでしょうか。さらに、各市、村や地域住民だけでなく、神奈川県、内閣官房、総務省、経済産業省も参加しました。

広域の自治体が協力して開催している

 

テーマは、以下の3テーマで、12チームに分かれて議論が行われました。
・広報紙のオープンデータの活用
・サイクリストのためのアプリケーション
・広域自治体の公共施設のオープンデータの活用

 

広報誌のオープンデータの活用では、広報誌のデータをもとに近隣自治体の情報を集めたマイ広報誌の議論が行われデータ共通化の重要性などが話し合われていました。サイクリストチームは、サイクリングのコースガイドやその必要データ、初心者が参加しやすくなる仕組みなどが話しあわれました。サイクリスト中心のチームのアプリ案は面白かったですね。公共施設のデータ活用チームは、住民は近隣の自治体の施設も使いたいのだから広域でデータを揃えようという話や口コミ情報を活用しようという話などが議論されました。

議論の様子

 

そこで、公共施設データを検討するチームに参加し、公共施設で行うイベントの活性化を検討しました。参加者は、2つの市の職員、住民、学生、そして政府のオープンガバメントラボチームというバラエティに富んだチームです。
イベントの基本情報をきちんと伝え、年体別、地域別に配信することや、口コミ情報を加えるというところまでスムースに議論が進んだのですが、それだけでは何かが足りないのではと、いろんな意見を出し合いました。
イベント情報の信頼性ということが話題になり、それであれば口コミ情報だけでなく、イベント後に公式レポートを出してはどうかとか、さらに、レポートだけでなく、この施設ではこんなイベントができますよと公共施設側がもっとプロモーションをすべきという意見もありました。
でもせっかく広域の情報を集めるわけです。さらに追加アイデアとして考えたのは、地域イベント共通のアンケート項目の作成です。ホテルの評価サイトにあるように、イベントの総合満足度、施設の快適度などを共通的に評価して、オープンに公開することで、口コミやレポートだけでなく、参加者の感想によりイメージが伝わるのではないかというアイデアです。これをさらに発展させ、この共通アンケートによって評価点の高かったイベントを表彰してイベント主催者のモチベーションを向上させるとともに、次回の参加者の選択材料を提供させてはどうかとアイデアは膨らんでいきました。さらに、神奈川県の県央エリアでは有名な「鮎まつり」があり、これが毎回優勝しても面白くないので、毎年テーマを決めて「安全関連イベント」「地域関連イベント」などの賞を決めて、誰もが受賞のチャンスが回ってくるような仕組みがよいとか、公民館も自主企画枠を1/3位もって競争したらどうか等の議論もされました。
このように、施設のイベントをオープンデータにより効果的に情報提供するだけではなく、アンケートのオープンデータ化によって、イベントに参加しやすくするとともに競争しながら盛り上げていくというアイデアだったのですが、いかがでしょうか。

 

オープンデータデーでも、共通アンケートを実施して盛り上げ、来年は、一番人気のあったところに行ってみようとか、今年は挽回する企画を立てようとか、より一層楽しくなる仕組みも考えられますね。
また、このように広域でのサービスを検討すると、やはりデータ共通化の話になりますね。
共通語彙基盤の重要性をあらためて実感した一日でした。