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第1期アイディアボックス、その後の取組状況

2011.12.30

2010.9.3 金
(この内容は旧ブログで2010年5月27日に公開したものを転載したものです) 昨年10月に実施した第1期アイディアボックスでは、465のアイディアをいただきました。頂いたアイディアに対するこれまでの取組状況は、以下の通りとなっています。 第1位 住民票や戸籍はネットで取れるようにして欲しい→構想段階 本アイディアのコメントにおける議論で、将来的には、住民票等が紙でいらなくなるようにしていくべきとの御意見がありましたが、「新たな情報通信技術戦略」(以下、新たなIT戦略。H22.5.11IT戦略本部決定)でも、「既に行政機関が保有している情報については、原則として記載・添付が不要となるよう行政機関における適切な情報の活用を推進」するとしているところです。具体的な取組はこれからですが、政府全体で利便性の高い社会を目指していきます。 第3位 電子政府に限らず→実現 「電子政府」のテーマ以外に、本年2月には「IT政策」のテーマでアイディアボックスを実施しました。また、現在、文部科学省でも「熟議カケアイ」として、教育政策についてネット上の議論が行われています。今後も、様々な政策テーマでアイディアボックスを実施するべく準備を進めています。 第5位 申請のワンストップサービスについて→構想段階 「新たなIT戦略」において「行政手続に係る電子的フォーマットの全国的な共通化や地方自治体相互間における標準仕様を活用したバックオフィス連携と業務プロセスの改革等を推進」としており、申請のワンストップサービスに向け政府全体で取り組んでいきます。 第6位 もっとPRを→取組中 PRがたりないとの指摘を受け、本年2月に実施した第2期アイディアボックスでは、新聞(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日経新聞、東京新聞)へ記事を掲載いただいたり、twitterを使った宣伝や、Yahooやlivedoorで取り上げていただくなど、より広報に力を入れ、第1期の3倍以上の方にご参加いただきました。今後も、広報に力を入れていきます。 第7位 公的機関発効カードの集約→構想段階 「新たなIT戦略」において「公的ICカードの整理・合理化」を行うこととしており、政府全体で進めていきます。 第7位 アイデアボックスの継続→実現 ※「電子政府に限らず」の回答をご覧ください。 第12位 RSSの採用について→実現 まず、経済産業省と中小企業庁のホームページについて、RSS配信を実現しました。 第14位 経済産業省による日本版Data.GOV開設への期待→今後実施予定 経済産業省において、本年度事業で、日本版Data.govの検討を行う予定です。 第15位 外字問題の解決→今後実施予定 経済産業省において、本年度事業で、外字問題を解決する文字基盤の構築を行い、本年度中にリリースする予定です。 第18位 情報発信にTwitterを活用してみては→取組中 アイディアボックス終了後、経済産業省のオープンガバメントの取り組みの発信について、twitterの活用を開始しました。最近は、twitterを活用する省庁・自治体も増えてきています。詳しくは、オープンガバメントギャラリーをご覧ください。 第19位 電子政府のシステムの基盤部分は、統一すべきである→構想段階 「新たなIT戦略」において「クラウドコンピューティング技術を活用した『政府共通プラットフォーム』により、各府省別々に構築・運用している政府情報システムの統合・集約化を進める」としており、今後、政府全体で進めていきます。 第21位 引っ越しの際の必要手続きをすべてWebで出来るようにしてほしい。→取組中 昨年12月から1月にかけて、引っ越しの際の民間事業者の手続きをワンストップに行うことの出来る「引っ越しワンストップ」の実証実験を行いました。現在は、同実証実験は終了していますが、今後、同様の仕組みを民間で回していくことができないかの検討が進められています。 第23位 この政策アイデア募集実験を全府省に広げる仕組み「政策イノベーションの進め」→取組中 ※「電子政府に限らず」の回答をご覧ください。 第26位 行政のシステムを一つに統合→構想段階 「新たなIT戦略」において「地方自治体における電子行政について、利用者の負担軽減、行政効率化の観点から、クラウドコンピューティング技術を活用した情報システムの統合・集約化を進める」としており、今後、政府全体で進めていきます。 第27位 民間のサービスを使えないか→取組中 2回にわたり実施したアイディアボックスは、民間のサービスをSaaSによって機関を区切って購入したものです。また、twitterやYoutube、ニコニコ動画などの無料民間サービスの利用も進めています。このブログも民間のはてなブログを利用しています。 第28位 国民ID化→構想段階 「新たなIT戦略」において、「2013年までに国民ID制度を導入する。」としており、今後、政府全体で取組みを進めていきます。 第30位 政府のITシステムには、関わった業者名を表記する→取組中 まず、2回にわたり実施したアイディアボックスについては、関わった業者名や契約金額等の公表を行いました。今後も、こうした取組を進めていきたいと思います。 第33位 公開されている政府統計データをPCで再利用しようとすると使いにくい(余分な空白データ)→今後実施予定 今年度において、経済産業省の統計情報を2次利用しやすくするためのデータ形式等についての検討を行う予定です。この検討を通じて得られた結果を、普及させていきたいと考えています。 第35位 アイディアボックスで集まった意見をリアルな政策に反映→取組中 このページで公開している通りの状況です。まだ、第2回のアイディアボックスでは、実際の政策を検討する審議会と連動して実施しました。 第40位 統一番号制度の導入→構想段階 現在、社会保障・税の共通番号について、国家戦略室を中心に検討が進められています。 第45位 ユーザ登録の都道府県欄に「海外」を追加しては?→実現 前回のアイディアボックス実施中に、海外欄を追加しました。2回目のアイディアボックスでは、最初から海外欄を用意しました。 第62位 政府関係機関の所有するデータの適切な公開により、新たな情報サービスを育成→構想段階 「新たなIT戦略」において「行政機関が保有する情報の活用」を推進することとしています。経済産業省でも、新たなサービス育成に資する行政情報の公開について、引き続き検討して行きたいと考えています。 ※お詫び 本記事中、第1期アイディアボックスでいただいたアイディア数を456と誤って記載しておりました。正しくは、465です。既に修正済みです。(2010年9月27日修正)

府省横断会議でのペーパーレス会議の試行

2011.12.30

2010.9.3 金
(この内容は旧ブログで2010年9月2日に公開したものを転載したものです) なかなか書く時間がなくて、ちょっと遅くなりましたが取り組みの報告です。 アイディアボックスで「行政業務プロセス改革とペーパーレス化」としてご提案いただいたペーパーレス会議のアイデアを、7/20のCIO補佐官等連絡会議で提案しました。 (CIO補佐官等連絡会議とは) ここで提案した趣旨は、以下の通りです。 ・府省横断の会議は、ほとんど紙で行われている ・アイディアボックスで指摘されたように、会議室に大量の紙が持ち込まれている ・会議準備のコピーや配布が大変 ・CIO補佐官等連絡会議は、民間からの外部専門家が中心であり、しかもIT分野が専門であるので導入が最も容易 ・毎回会議前にCIO補佐官専用サイトで査読用に資料のダウンロードが可能になる ・資料の容量は大量ではない ・会議終了後しばらくして公開される資料であり、セキュリティレベルが著しく高いものではない(ペーパーレスにしなくても紙で持ち歩いている) ・ちまたでは電子書籍が議論されるほど技術が進んできている 提案内容は以下です。 ・次回会議でペーパーレス会議を試行 ・ペーパーレス化できない人は各自印刷して持ち込む 結論として、提案は通りペーパーレス会議を試行実施することになりましたが、多くの課題も指摘されました。 ・府省のセキュリティポリシーにより、端末にダウンロードできない ・個人のPCを業務で使うのは問題 ・電源の用意が必要 ・自分のPCのバッテリーが持たない ・セキュリティが重要 総論賛成ですが、各論では課題が多いようです。また、心理的に反対な感じのコメントをしている人もいました。 一方で、ここで課題を洗い出して前に進まないと、「IT専門家でもできないのであれば政府内でペーパーレスなんてできない」と言うことになりますので、積極派からは、民間、学会、国際会議などの例を引き合いに、無線LANを仮設したらどうかなど積極的な提案も行われていました。 そして2回の試行が行われました。8/2に第1回試行では、23人中8人がペーパーレス化、8/3の第2回試行では24人中9人がペーパーレス化という結果でした。(総務省、経済産業省、環境省、・・) 民間では考えられないくらい低い電子化率ですが、論点は整理できたので次へ進むステップはできたと、前向きにとらえたいと思います。 論点 ・セキュリティポリシーが過剰な運用がされているのではないか 紙はOKで電子はダメという矛盾、モバイルPCの扱い・・・ ・運営側もペーパーレス会議に合わせた運用、環境整備が必要 資料配付、プロジェクタ利用、資料構成・・・ ・CIO補佐官の意識の壁も厚い 批評ベースの後ろ向きな指摘(考え方が古い)・・・ アイディア実現に時間がかかりますが、前向きに頑張っていきたいと思います。 ちなみに、会議終了後にもCIO補佐官のメーリングリストで若干の議論がありました。