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オープンガバメント実践紹介

オープンガバメント・グッド・プラクティス・シリーズの開始

  7月29日に国連電子政府調査2016の結果が公開されました。電子政府指標という現在のWebサービスの評価は残念ながら6位から11位に落ちましたが、オープンガバメントに対する指標であるeParticipationでは世界2位と高い評価を受けています。

  一方で、調査報告書本文を見てみると、電子政府の章で天気と災害情報のリアルタイムの事例が日本の先進事例として掲載されていますが、オープンガバメントの章では事例の紹介はありませんでした。きっと、世界中の人が日本のオープンガバメントって何がすごいのだろうと思っています。国内でもオープンガバメントの事例というと「???」という人もいるかもしれません。

  そこで、オープンガバメントラボでは、ブログを使って日本のオープンガバメントの良い事例を紹介していきます。ここで紹介する事例の選定条件は、「透明性」「参加・協働」「継続性」とし、単なる実証実験やプロトタイプではなく社会に「定着」しているものを紹介します。

第一回は、本サイトと並行して運用しているTwitterアカウントの@openmetiを紹介します。

「@openmeti」の概要

  このtwitterアカウントは、経済産業省でオープンガバメントを推進する商務情報政策局情報プロジェクト室が運営しています。当室のオープンガバメントチームの取り組み状況、政府全体の取り組み状況を発信するだけではなく、国内外の注目情報を発信しています。また、政府内のソーシャルメディアのアカウントには珍しく、双方向で質問などにも答えています。最近はフェイスブックの利用者も多いことから、フェイスブックのアカウント「オープンガバメントラボ」にも連動して発信をしています。

「透明性」のポイント

  このアカウントができるまでは、政府の情報発信というと、プレス発表やwebサイトでの情報発信が一般的でした。また、政策決定過程は、各種委員会の傍聴や議事録で確認できますが、どのような情報を収集して検討しているのか等の現場に近い詳細情報は、講演や記事などから垣間見る程度でした。

  このアカウントは、オープンガバメントの推進過程でチームが目を通している国内外の主要な情報や参加しているイベントなどの情報を発信することで、チーム自体の検討状況を公開しています。

  これらの情報をオープンに共有することで、フォロワーの方がオープンガバメントに取り組むための基礎的な情報を簡単に入手できるというメリットもあります。

「参加・協働」のポイント

  ソーシャルメディアでは投稿に対するコメントや再送などでフォロワーの方の反応を見ることができます。このようなテーマはみんな興味があるのか等の傾向を見るとともに、再送につけたコメントなどを見て、時には質問にお答えしています。政府機関の多くのソーシャルメディアが発信機能しか使っていないのに対して、質問などにも答えるインタラクティブな活用は海外では一般的ですが、国内では非常に少ない事例です。

  ただし、フォロワーの方のアンケート結果を見ると情報収集のためにフォローしている方が多いのが実情で、質問などは非常に少なく、参加と協働が盛り上がっていないのは残念です。

「継続性」のポイント

  このアカウントは、政府機関のTwitterでは草分け的存在で2010年11月から運用しています。時期によって発信数の差はありますが、2-3日に一回程度の情報発信をしています。 

  基本的に2名体制で運用しており、発信数にノルマがあるわけではなく、日ごろの業務の中で発信すべきことや気が付いたことを無理のない範囲で発信していることが長続きの秘訣だと思います。また、気が付いたことを発信しているので、運用チームの中でも備忘録的に活用ができ、「海外でこのような事例あったはずだけど」というときにもタイムラインをたどって調べたりしています。

まとめ

  対話型サイトのアイディアボックスも同じ課題を持っていますが、双方向性をどのように実現していくかは大きな課題です。情報発信の充実を図るとともに、参加の仕組みつくりの工夫を図っていきますので、@openmetiをぜひご活用ください。